宵闇の群青は何を飲み込む
昼間より夜を好む人がいるでしょう
私のように
昼間は
何となく眠い
何となくだるい
何となく騒がしく
何となく見えすぎる
夜は
目が冴えて
自由な気持ちになり
街は静かで
余計なものは見えない
そして
家の灯り
月の光
街頭や
ヘッドライト
全てが輝き
各々の距離を図り易い
目から入る情報はとても大きい
だから
散歩をするなら昼が良いけど
話をするなら夜が良い
君とは
解り合いたくて、穢し合い
想い合いたいのに、啀み合い
その苛立ちは宵闇に溶かして
愛しさを隠していた
知っているんだ
それでも朝は来て昼になり
光は消えて
変われない自分だけ残る
何者にもなれず
時は経つ
また
夜の空を眺めて
君と話をする
そこで生まれた
彩りどりの感情は
その群青に
飲み込まれるのだろう
群青(Studio demo 2018.12.XX) by the quiet | Free Listening on SoundCloud