「好きな曲1000曲について書く」11曲目~15曲目
5曲ずつ書いても1000曲書くには200記事も必要なのを思うとゴールはだいぶ先
音楽と歩む楽しい旅路
さあ次は俺の、いや皆の青春
"BUMP OF CHICKEN"の名曲の中から少し
11. 同じドアをくぐれたら / BOC
(ユグドラシル)
後奏4:00~マンドリンのバッキング
全体的に重めの雰囲気の中、最後の最後で明るい光が差し込むようにこの音が入る。別れは悲しいことだけじゃないと言い聞かせるように。
「振り返らないで 悔やまないで 怖がらないで どうか元気で」
それが出来たらどれだけ楽か。とても難しく悲しいことを知っているからこんな言葉が言えるのかな。全体通して俺の人生に多大な影響を与えた曲。良くも悪くも。
12. R.I.P. / BOC
(COSMONAUT)
3:19~のバッキングギターソロ
もちろん前半も素晴らしいアンサンブルとメロディーなのだけど、このギターを合図に歌も楽器も更に熱を帯びていく。その後のベースフレーズが拍車をかける。ちなみにこの曲がシングル曲で1番好きだと思う。
「そこに僕が居なかった事 今は傍に居られる事」
過去と現在、生と死、恐怖と幸福。当たり前ではなく、偶然ではなく、時間が解決できないこと。選べる自由と選ばれない痛み。こことは別に頭から離れないAメロの歌詞を聴くと、ありきたりでも美しい風景が浮かぶ。
13. Stage of the ground
(jupter)
4:06~ベースフレーズ
当時ここのフレーズが好きすぎてベース買おうか悩んだけど、買わなかった(数年後別の理由で買った)。多重録音のギターリフの波の中、軽快なタムと明朗なベースが埋もれることなく支え切った名曲。
「飛べない君は歩いていこう 絶望と出逢えたら手を繋ごう」
この頃の藤原が伝えたかった事。このアルバムjupiterの全てがこの一言に集約していると俺は思う。
14. 飴玉の唄 / BOC
(orbital period)
2番Aメロのベースラインとドラム
2番に入り切実な歌詞に鼓動が高鳴る。そこでこのベースが歌詞をしっかりと高い温度感で届ける。アルペジオのギターにタイトなリズムは複雑に絡んで説得力を作り出す。言葉の力強さを信じるこのバンドならではの素晴らしいアレンジ。
「見えなければ 死ななければ だけどそんなの君じゃないよ 僕は嫌だよ 君がいいよ 離れたくないな」
ここで毎回泣く。
15. プレゼント / BOC
(present from you)
0:30~1サビのアコギのアンサンブルからバンドインする所
THE LIVING DEADというアルバムの最初と最後に入っているプロローグとエピローグを合わせた曲。元のアコギ弾き語りを継承するように始まり、アコギアンサンブルになって、バンドインする瞬間、足から脳天を抜けるように鳥肌が立った。そこの直前で鳴り出すモールス信号のようなギターの音もとても好き。
「このままだっていいんだよ 勇気も元気も生きる上では 無くて困るものじゃない あって困る事の方が多い」
誰もが当たり前と思っていること、思わされてきたことの全く逆の言葉を、当たり前のように言ってのける。マイノリティー賛歌。何度も何度でも硬くなった頭をぶん殴ってくれる。