「好きな曲1000曲について書く」79曲目~83曲目
今回はきのこ帝国から数曲。
ずーっと前、渋谷屋根裏でインディーズの彼女達のライブを観て確信した。演奏直後なのに急いでフロアに出てきた汗だくのメンバーの手からCDを買った。今も忘れていないし、これからもずっと忘れないでしょう。
79. SCHOOL/FICTION / きのこ帝国
(the first mini demo album)
0:43 「嘘をついた」ボーカルの歌い方
この部分とかサビの最後の吐き捨てる歌い方に当時の私は衝撃(影響)を受けた。Bメロのメロディーラインからサビへの流れは完璧。このあと出るアルバム「渦になる」にも同曲が入ってるけど、このバージョンの繊細で荒削りな感じの方が好きなので。
「不自由であることを誇れるだろうか」
何者でもなかった学生の頃この曲に出会っていたかったなぁと思う。
80. 退屈しのぎ / きのこ帝国
(渦になる)
7:10後奏のドラム
後奏の後半部分ギターが重なりまくってまさに渦になっている所で、突っ込むスネアで追い打ちをかけるドラムのエモさとセンス。そしてこの歌を初めて聴いた時Coccoの再来だと震えた。
「お前の手は冷たいから嫌だ」
ノンフィクションが痛みと化し消せない日々を物語る。
81. 春と修羅 / きのこ帝国
(eureka)
0:33サビのリードギター
そこまでほぼ掻き鳴らしているだけで「ギターを弾いてる」の歌詞に合わせて歪んだカッティングが入る。全体的に単調な曲なのにブレイクの多様性と激しいボーカルワークで何度も聴きたくなる。
「完全犯罪とかどうでもよくて 金属バット振り回す夢」
もう、なんかぜんぶめんどくせぇよな。
82. 海と花束 / きのこ帝国
(ロンググッドバイ)
2:03~2Aメロのベース
ここのベースが音作りもリズムに対しての当て方も好きすぎて、切り取ってリピートしたいくらい。この前までずっと同じリズムだから尚更この部分が映える。
「僕たちはいつも叶わないものから順番に愛してしまう」
当たり前の感覚をこんなに明確に言葉にしてもらえたことは無いな。
83. クロノスタシス / きのこ帝国
(フェイクワールドワンダーランド)
1:45~2Aメロのリードギター
メインのフレーズと言うには弱いものなんだけど無性に頭から離れないのはこのバンドならではだなぁと。
「コンビニエンスストアで350mlの缶ビール買って君と夜の散歩」
この現実的なようで実は非現実な風景描写に痺れる。
もっと好きな曲あるけど次の機会に。