日々の考察と、邂逅

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「好きな曲1000曲について書く」26曲目~30曲目

 

心が荒んで冷たくなった時に

 

1番聴きたくなるバンド

 

STRAIGHTENER(ストレイテナー)から

 

好きな5曲について

 

(ストレイテナーはアルバム通しで話したいんだけどそれは別の機会に)

 

 

26. The Remains / ストレイテナー

(Dear Deadman)

0:47~ブレイク時のベース

ストレイテナーで1番聴いた回数の多い曲。当時ベースのひなっちが正式に加入して初めてのシングル曲をCD屋で聴いた。50秒でそれを止めてレジに向かった。

「SNOW RAIN SNOW」

雪景色が全く見えない雪の歌だなと思っていたら雨が積もるのを防いでしまっていたようだ。翌朝日陰にだけ残る寂しげで薄汚れた雪の形。

 

 

 

27. 放物線 / ストレイテナー

(Behind The Scene)

3:40~壮大になっていくシンセのコード感

放物線と言う曲名をそのまま表す音。むしろここから題名や歌詞ができたのではないかと思うくらい自然で素晴らしい構成。

「シロもクロもない心で何を思って歌う

踏切の中で輝く雨を見ていた」

縦に落ちる雨や、横に伸びる線路もいずれ途切れる。歌は放物線を描き、交わらない昨日から回収できない明日へ広がり続ける。映画のワンシーンのよう。

 

 

 

 

28. Man-like Creatures / ストレイテナー

(CREATURES)

3:12~大サビの歪んだベースとバッキングギターのアンサンブル

めちゃくちゃ歪んだベースの支えの上に畳み掛ける2本のバッキングギター。前半の落ち着いた雰囲気から急に現れるクリーチャーの片鱗。そう言えばこの曲も視聴して即買いしたなと。

「君にはただ現実から目を背けた救いがあるだけさ」

この救いのない救いにとても共感できてしまう俺は本当にどうしようもないやつだと思う。

 

 

 

29. 瞬きをしない猫 / ストレイテナー

(CREATURES)

サビでまんまエイトビートなのに裏拍に入るバッキングギター

シンプルにかき鳴らしているのにリフのような効果があって、疾走感と焦燥感を掻き立てる。Aメロ→Aメロ→サビ→サビ→Aメロという極めてシンプルかつドラマチックで、これぞストレイテナーという曲。

「次の用があるって顔で何処かへと消えちまった」

猫ってそういう所あるよね。

 

 

 

30. MARCH / ストレイテナー

(LINEAR)

0:47~バンドインからAメロ2までのドラムフレーズ

最低限の手数にセンスが光り、ここだけで全体の方向性と雰囲気を最大限までつくりあげている。

「自分の足で歩いて 自分の声で話して

君がいなくても僕は

ゆっくりと生まれ変われる」

今は全然作風が違うけど、当時いつだって客観的で冷静だったホリエがこんなにも他者に対して"大丈夫だよ"って声をかけるような歌詞を書くとは思はなかった。だからかな説得力があって前向きにとまではいかなくても、まだ自分の事が分からなかった俺は少し上を向くことができた。